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社員インタビュー

機械系・電気系の仕事

INTERVIEW Vol.02機械系・電気系の仕事

阪神高速の維持管理を一括して手がける阪神高速技術株式会社。その中で、阪神高速における機械設備、電気設備の維持管理に携わる仕事があります。
京橋事業所(神戸市)で、その業務に携わる二人の社員にお話しを伺いました。
機械・電気設備の維持管理を通じて、
阪神高速の安心・安全を支える。
工事の工程管理から必要書類の作成まで、幅広い業務をこなす。
− 最初に、お二人の簡単なプロフィールのご紹介をお願いいたします。
Aさん:
機械職として、2008年に入社しました。途中で阪神高速道路(株)に出向していた時期がありますが、基本的には入社から現在に至るまで、京橋事業所に勤務しています。
Bさん:
私は2016年に入社し、それ以来、電気系の仕事を手がけています。
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− 現在のお仕事内容について教えてください。
Aさん:
私たちが維持管理している阪神高速における機械設備は、主に営繕設備と高速機械設備に大別されます。
営繕設備は管理用施設などの給排水衛生設備、消防設備、空調設備などが挙げられます。高速機械設備は高速道路の運用には欠かせないトンネル換気設備、トンネル非常用設備、軸重計測設備(=車両の重量を計測するシステム)などがあり、それらの設備の維持管理が私たちの仕事です。
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− それらの各施設・設備を維持管理されているわけですね。
Aさん:
はい。現場の工事は協力会社が主に担当し、私たちが主に担当するのは施工管理や工程管理と、役割分担して対応しています。
また、上で挙げた各設備を遠隔監視・制御可能な機械監視設備も維持管理の対象で、機器停止などで運用に支障が出ないよう日々努めています。
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Bさん:
電気系も基本的には同じで、電気設備全般の点検、補修といった維持管理を担っています。
対象となる設備は膨大にあり、取り扱う業務は道路照明の換球から各変電塔に電気を送る高圧ケーブルの張り替えまで、電気に係る多様な業務を手掛けます。
また、補修工事は電気や土木、機械などがお互いに関わることもあり、他職種間で連携して作業に取り組むことも少なくありません。
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Aさん:
そのほか、予算執行管理も大切な仕事で、発注元である阪神高速道路(株)から提示された予算内で年度内に取り組む工事や工程を考えています。
Bさん:
担当工事の施工管理や事務処理と並行して、日々発生する障害への一次対応報告を確認し、二次対応が必要な案件の指示なども行います。また緊急時対応で、停電などの重障害が起こった際には社員総出で復旧に当たります。
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− 事務的な仕事として書類作成なども多いと聞きます。具体的にどんなことをされるんですか?
Aさん:
予算や工程管理の書類はもちろん、日々の完了届についてはひとつひとつが成果品となるため、報告書の内容・図面・員数等を確認する作業が多いです。
また、工事に伴う官公庁への手続き資料の作成もひとつです。その他、消防の設置届けなど、必要に応じて消防、警察、役所などに届ける資料を作成します。
Bさん:
電気系も同様で、例えば黄パト(道路巡回車)に整備されている業務用無線機やETCなどの無線設備を運用するために、免許申請等の書類を総務省に提出します。
また、工事にともない道路を車線規制する場合は、所轄の警察署に提出する協議書を作成するなど、必要に応じて様々な書類を作成しています。
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常に周囲の仕事にも目を配り、業務への知見を広める。
− お仕事中にいつも心がけられていることがあれば教えてください。
Aさん:
現場の事業所での勤務ということで、事故など突発的に発生した障害対応が何よりも優先され、その際の迅速な対応はいつも意識しています。
例えば、システム上でエラーが上がった場合、場所や内容から影響範囲を考え、関係する部署などに即座に連絡を入れるなど、それぞれの持ち場が早期に対応できるように自身が行動することを心がけています。
Bさん:
電気の設備は数えきれないほどたくさんあります。
キャリアを重ねる中でそれらに係る各作業を一通り経験できるのかというと、先輩方も対応したことがない案件もあり、先ほど挙げた無線に関する申請書類ひとつ取っても、未経験だと「何をどうすれば」というところから始まります。
工事現場での対応も同様で、その意味では普段から自分の仕事に限らず、先輩や同僚がどういった作業をしているのかを気に留め、少しでもその内容の理解に努めて、今後の仕事につなげられるよう意識しています。
安全で快適な交通を支える責任感と誇り。
− お仕事のやりがいや達成感はどういった時に感じますか?
Aさん:
普段、お客さまと直接接する機会はありませんが、私たちが日ごろ関わっている施設・設備は安全・安心なドライブには欠かせません。
例えば、トンネル内に設けたファンや消防設備は、万が一トンネル火災が起こった際にはなくてはならないもので、いざという時に「ファンの羽が動かなかった」といったことになったら人命に関わります。そうした責任の重い仕事に対し、使命感を持って取り組めるのが誇りになっています。
Bさん:
「照明の電灯が切れたから新しいものに取り替える」といったように、私たちの仕事は起こった障害に対して直すのは当たり前で、それをいかに早く、正確に実行するかが問われます。
その意味では、点検班などと連携しながら障害の原因を考え、即時対応し、自分の考えた通りに早期復旧できた時に仕事のやりがいを感じます。
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− それでは最後に、今後の目標について教えてください。
Aさん:
機械設備は、営繕設備と高速機械設備に大別されると言いましたが、後者に関連する機械器具設置工事の監理技術者の資格は取得しました。
現在は、営繕設備に関する管工事施工管理技士の1級にチャレンジしているところで、試験に合格することで自らのスキルアップにつなげ、得られた知見を業務にも活かせればと思います。
Bさん:
日々の業務の中で、施工業者の方に指示をする際に、「このやり方でいいのか」と慎重になり過ぎているところがあると自己分析しています。
自分の性格的なところもあるのですが、今後はもう少し迷う部分を減らして、より効率よく仕事をこなしていけるようになるのが今の目標です。
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阪神高速技術株式会社 工事部 京橋事業所
阪神高速技術株式会社
工事部 京橋事業所
〒650-0041 神戸市中央区新港町16-1
阪神高速道路株式会社 神戸管理部庁舎7F
Tel.078-332-3105/Fax.078-332-3106
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